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ラーニング&ディベロップメントの3人のリーダーがハイブリッドトレーニングをどのように活用しているか

世界中の企業が物理的なオフィスや施設に戻り始めたことで、学習・開発(L&D)のリーダーは、対面している従業員と遠隔地にいる従業員の両方をトレーニングするという新たな課題に直面しています。

ハイブリッド・トレーニングには、万能なアプローチはありません。組織も従業員も、この新しい時代の仕事には柔軟性と効率性が求められています。トレーニングマネージャーは、自社のビジネスに最適なハイブリッド学習の文化を発展させるユニークな機会を持っています。 

それはどのようなものでしょうか?私たちは、ハイブリッド研修を推進している3人のリーダーにインタビューを行い、彼らがどのように組織内の分散型人材をサポートしているか、またハイブリッドL&Dの取り組みを強化するための重要なポイントを学びました。

1.非同期トレーニングで一貫性を高め、時間を節約する

L&D のリーダーは、スケジュールやエンゲージメントスタイルが異なる分散した従業員に、一貫した高品質のトレーニングを提供する責任がますます大きくなっています。

これは、American 1 Credit Union(A1CU)が直面している課題でした。A1CUは、16の拠点と200人以上の従業員(その65%は継続的な販売と顧客サービストレーニングを必要とする最前線のチームメンバー)を擁し、トレーニングプログラムを最適化するために非同期のオンデマンドコースを採用しました。

「以前は、すべてのトレーニングは対面式で行われ、時間がかかり、非常に破壊的でした。最前線のチームメンバーをブランチから引っ張り出し、外出中にカバーしてくれる人を見つけ、トレーニングのためにオンサイトでリソースセンターに連れて行く必要がありました」と、A1CUのマーケティングマネージャー、Jayme Bicknellは述べています。 

「現在は、ハイブリッドモデルを採用しています。常に必要になると思われるトレーニングを事前に録画し、オンデマンドで提供しています。また、トレーナーにライブセッションを録画してもらい、出席していない人でも後から見直せるようにしています」。 

対面式のチームや遠隔地のチームで同じトレーニングを繰り返すのではなく、非同期コースを利用することで、トレーニングの一貫性を向上させ、従業員が必要な時に、必要な場所で、必要なだけ知識を得ることができます。 

「パノプトは、同じ情報で誰にでも、どこでもリーチできるので、素晴らしいものでした。トレーニングを迅速化し、何百時間も節約するのに本当に役立ちました」と、ビックネル氏。 

2.柔軟性を持ち、トレーニング教材を継続的に強化する

Mortgage Advice Bureau(MAB)は、150のパートナー企業に所属する1,600人以上のアドバイザーが、英国の住宅ローン、保障、一般保険商品に関する専門的な消費者ガイダンスを提供するネットワークです。MABのネットワークに参加するためには、厳しいコンプライアンス、ガバナンス、ライセンス、システムのトレーニングを受けなければなりません。 

従来、このトレーニングは完全な対面式で行われており、学習者は5日間の宿泊型認定プログラムに地域から参加していました。MABは、このコースを、オンデマンドの学習モジュールと専門のトレーナーによるライブサポートを組み合わせた、ダイナミックで測定可能なデジタルオンボーディングプログラムに変えました。

この進化により、新規認定率の向上だけでなく、新規アドバイザーの売上とアドバイスの品質基準をそれぞれ24%向上させ、受講者の離職率を12%減少させ、コストを57%以上削減した結果、MABは2021年度プリンセスロイヤルトレーニングアワードを受賞しました。

彼らの成功の秘訣は?それは、継続的な改善の考え方です。 

「MABのトレーニング・テクノロジー・スペシャリストであるAndy Copeは次のように述べています。「当社では、学習者がどのようにトレーニングセッションに参加しているか、どのビデオを避けているか、再訪しているか、どの情報が定着していないかを確認するために、ビデオ分析を大幅に利用しています。「特に気に入っているのは、学習者がどのような情報を探しているのか、ビデオのタイムラインの中でどのポイントが最もエンゲージメントが高いのかを見ることができることです。このデータは、より明確で一貫性のある教材を作り、コミュニケーション方法を改善し、修正の成功を測るのに役立ちます」と語っています。

学習者とパートナー企業の双方からのフィードバックは、圧倒的に補完的なものだったとCope氏は言います。「パートナー企業と一緒に仕事ができ、アドバイザーが当社のコースをどのように受講しているかを常に把握することができました。学習者がコースで苦戦している場合、分析結果を見て、どこでセッションをスキップしたか、どこで教材をよりよく説明できたかを知ることができるので、説明責任を果たすのに最適なツールです。パートナー企業は、学習者がどのトピックで助けを必要としているか、どの新しい学習分野を含めるべきかなどのフィードバックを共有し、私たちはパートナー企業と協力してコースを改善することができます」と述べています。

ビデオトレーニングを迅速に作成して拡張できるようになったことで、MABはより複雑な教材をカリキュラムに追加できるようになり、アドバイザーがより多くのことを短時間で、しかも大幅に低コストで学べるようになりました。

3.コンテンツの発見性を向上させ、規模に応じてエンゲージメントを高める

世界30カ国以上に拠点を持つフォーチュン500のある製造会社では、長年にわたり、ビデオは世界中のスタッフをつなぐ重要なコミュニケーションツールとなっていました。しかし、大規模なビデオ学習ライブラリがあるにもかかわらず 発見性 は、彼らのような規模の組織でトレーニングコンテンツを価値あるものにするための鍵となります。

"ビデオライブラリーを実際にどのように利用しているかを把握し、ユーザーに情報を提供するための最適な方法を自問することが重要です。ユーザーは、フォルダの中のフォルダにまで入っていくだろうか?これでユーザーは飽きずに楽しんでくれるだろうか?「大量のコンテンツを管理・拡張する場合、コンテンツ構造は非常に扱いにくいものになる可能性があるからです。

トレーニング開発プロセスを自動化することは、スタッフが現場にいても、自宅で仕事をしていても、コンテンツの発見性を最適化する鍵となります。従業員は、柔軟性、手軽さ、必要な時にすぐに情報を見つけられることを期待しており、トレーニングマネージャーは、コンテンツの整理や転記ではなく、カリキュラムに集中したいと考えています。 

「Panoptoの動画内検索機能は素晴らしいので、フォルダを気にする必要はないと言っています。適切なタイトルと説明文で優れたトレーニングコンテンツを作成し、すべてをライブラリに放り込んでおけばいいのです。ユーザーは必要なものをオンデマンドで見つけることができます。"

トレーニングの未来に向けて

ハイブリッド・トレーニングが進化していく中で、重要なのは機敏さと積極性を保つことです。社員がどのように働き、どのように学ぶかを理解し、教材の繰り返しや新しいアプローチを試すことを恐れないでください。

「Panoptoを採用して以来、スタッフのエンゲージメントが高まり、より迅速に、より適切に処理できる形式で情報を取得しています。チームにはさまざまな学習スタイルがあり、ビデオの文化に移行することで、誰もが簡単に学ぶことができます」とA1CUのマルチメディアスペシャリスト、ジェフキングは述べています。

「L&D が以前の状態に戻ることはないでしょう」とコープ氏は付け加えます。「ハイブリッド・モデルとオンライン・トレーニングは標準になりつつあり、それは難しいことではありません。私がPanoptoを気に入っている理由の一つは、ビデオを簡単に作成できることです。ビデオツールを全く使ったことのないチームでも、簡単にコンテンツの作成と編集を始めることができます。私の言葉を鵜呑みにせず、トライアルバージョンをダウンロードして、小さなデジタル化されたコースを作り、自分自身でその簡単さを評価してみてください。" 

 

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