- 人材開発
同期と非同期。何が違うのか?
コミュニケーションの仕方は日々、変化しています。
今日の非常にデジタルな存在は、現代のコミュニケーション媒体に対する私たちの集合的な好みを急速に変えています。電子メール、WEB会議、テキストメッセージング、およびチャットにより、コロナウイルスの大流行が世界を驚かせたため、世界中の多くの人々が仕事、学校、その他ほとんどすべてを一夜にしてオンラインに移行することができました。
現在、私たちの世界の変化により、デジタルコミュニケーションの新しいトレンドとして、非同期型動画コミュニケーションが増加しています。
デジタルコミュニケーション技術は、次の2つのタイプに分けることができます。 それは同期型コミュニケーションと、非同期型コミュニケーションです。
同期型と非同期型コミュニケーションの違い
同期型コミュニケーションは遅延がなく、リアルタイムにコミュニケーションが発生します。
同期型は、参加者がリアルタイムで会話できる双方向のコミュニケーションです。
同期型コミュニケーションの例
- Zoom、WebEx、およびその他のコミュニケーションプラットフォームを介したWEB会議
- WEB動画技術を活用したオンライン授業
- 経営陣が従業員たちとオープンにディスカッションするセッション
- WEB会議ツールを使って配信されるライブイベントやウェビナー
- Slackのチャット、スレッド形式のディスカッション、VOIPや動画通話(当事者がリアルタイムで関わっている場合)
非同期型コミュニケーションは、メッセージを送信してから返信を受け取るまでにタイムラグがあります。
非同期型コミュニケーションは、送る側と受け取る側で遅延の差が発生するメッセージの送受信のことを指しています。または、受け取る側が都合の良いときに見たり聞いたりできる一方向のコミュニケーションです。非同期コミュニケーションには、テレビ放送のような、わずかな遅延が発生しながらも一対多の設定(例:Facebookのライブストリーム)で配信されるストリーミング配信や放送なども含まれます。
非同期型コミュニケーションの例
- オンデマンド型のメッセージ動画
- 録画されたレッスン動画や研修動画
- 録画された会議
- 一対多のストリーミング配信
- TrelloやAsanaなどのプロジェクト管理ソリューション
- Google Workspace、Microsoft 365、Dropbox などのファイル共有ソリューション
- テキストメッセージ
- さらに slack (タイムリーに返信はあるけれども即時に反応しない場合)、その他ビジネス用チャットアプリ
💡 録画&送信がどれほど簡単か体験ください
非同期の動画メッセージや動画によるプレゼンテーション
を作成できる Panopto Expressはこちら>>
映像コミュニケーション技術は、現代の職場で、 なくてはならないものに
現在、多くの人々が リモートで作業 し、教育者が 事実上オンラインで教えているため、ビデオチャットや Zoom などのビデオ会議ソリューションによるコミュニケーションは劇的に増加しています。
リアルタイムでのオンライン会話をすれば、オフィスで同僚と顔を合わせて対話しているときに自然に感じられるような人との繋がりを感じることができます。そして多くの場合、 コミュニケーションやコラボレーションを行うために最も手っ取り早い方法のように思えます 。しかしながら実際には、オンライン会話は生産性を低下させます。
教師や大学教員も「Zoom爆弾(不適切な場面を誤ってZoom画面に映してしまうこと)」を経験したり、オンライン授業に参加できない学生やネット接続が遅い学生、時間管理が苦手な学生など、"Zoom爆弾"以外にも、さまざまな頭痛の種を抱えています。
動画コミュニケーションに関して言えば、WEB会議は、仮想の対面設定で情報を迅速に交換および配信する、唯一の方法ではありません。
ほとんどの組織や教育機関は、同期動画と非同期型動画の両方をサポートすることの重要性をすぐに理解しています。どちらもさまざまなケースで明確なメリットがあるからです。
同期型動画コミュニケーションのメリット
同期型動画コミュニケーションにより、会議参加者の小グループが、音声、動画、および画面共有を通じて会話し、共同作業を行うことができます。また、教師と生徒がリアルタイムで見て会話できるインタラクティブなクラスに最適な方法です。WEB会議では、テーブルの反対側に座っているかのように、別の部屋、別の建物、または他の国の誰かと会うことができます。
非同期型動画コミュニケーションのメリット
オンデマンド動画は、より柔軟でありながら、非常に豊かなコミュニケーションを実現するメディアです。Eメールや他のテキスト文書と同様に、いつでもどこでも見ることができます。後で検索して再視聴もできるため、ライブ動画コミュニケーションよりも効果的な場合もあります。非同期動画コミュニケーションでは、事前に録画された動画はもちろん、発表者の動画やスクリーン共有などを含むライブ動画の両方を提供できるため、コミュニケーションやコラボレーション、教育をサポートすることが可能です。
非同期的に配信される動画コミュニケーションは、同時に録画が可能です。視聴者が遅れて参加した場合でも、動画の最初から開始できるだけでなく、一時停止したり巻き戻したりすることもできます。配信が終了すると、オンデマンドにすぐに視聴できるようになります。
非同期型動画プラットフォームを使用すると、動画配信をオンラインで、セキュリティ万全に放送できます。これにより、より多くの人にリーチしながらも「Zoom爆弾」のような事故を最小限に抑えることができます。その他にも、以下のような問題を防止できます。
- ミュートしていない参加者から聞こえる騒音
- (電話口で)保留中に流れる音楽
- 動画の開始と終了をつげる通知音
- 視聴者を混乱させたり、会議への参加を妨げたりする独自のソフトウェア機能
非同期型動画は、ビデオ会議の明瞭さ、感情、エンゲージメントを、Eメールやインスタントメッセージが持つ柔軟性や容易さ、リテンションを組み合わせてくれます。
非同期型動画が組織にもたらす影響の例を5つあげます。
- オンデマンド視聴で効率的かつ実用的にステータスを更新できます。
- 生産性向上を目的とした組織の知識を保存・共有します。
- オンボーディングの一貫性とエンゲージメント向上を保証します。
- トレーニングプログラムを最適化し展開できます。
- 集会や重要なリーダーシップ・プレゼンテーションを記録します。
これから、同期型と非同期型の両方のコミュニケーション技術を活用して、学校教育、コミュニケーション、研修、ナレッジ共有などを最適化する方法について説明します。
動画型コミュニケーションの適切な組み合わせ
同期型動画コミュニケーションツールは、実際には1つのタスク(WEB会議)のために構築されています。しかし、WEB会議の録画、録画データの管理、動画共有が簡単でなければ、組織内の生産性とコラボレーションに大きな影響を与えます。
非同期型動画プラットフォームにより、組織は視聴者に動画をプライベートに配信できるだけでなく、メンバーがライブラリ内の動画を録画、共有、検索、表示できるため、機密情報を安全に保存でき、適切なユーザーのみがアクセスできるようにします。会議中に誰もメモを取らなくていい世界を想像してみてください録画されたWEB会議。は、いつでもどこからでも検索して視聴できます。セールスは営業電話をしたときの動画を録画し、報告書など作る必要がありません。Salesforce に送信するだけで終わる世界を想像してみてください。
同期および非同期型動画コミュニケーションの両方を有効にすることは、効果的なDX(デジタルトランスフォーメーション)に不可欠な要素です。非同期型動画ソリューションは、動画情報をアーカイブ、検索、および表示することができる、貴重な機能を持っています。 WEB会議ツールは動画を録画できますが、後から会議の内容をデバイスのどこからでも簡単に見つけて後でアクセスできるようにするための重要な動画管理機能がありません。
非同期型動画プラットフォームと同期型WEB会議ツールを統合することで、柔軟で効果的な動画コミュニケーションを実現し、生産性の向上を図ることができます。両システムを併用することで、セキュリティ万全な会議の録画データの蓄積、動画共有の簡素化、ナレッジ共有の拡大、新入社員研修の導入、教育・学習の強化などが可能になります。
両方の動画コミュニケーション技術を採用して統合すれば、幅広い動画活用をサポートできる、動画コミュニケーションツールを活用できます。
- オンデマンドの講義、チュートリアル、ハウツー、デモンストレーション、ドキュメント、プレゼンテーション、トレーニング動画をキャプチャして共有します。
- WEB会議を自動的に録画し、録画を安全な動画ライブラリにアップロードし、検索、表示、共有を簡単に行えます。
- 組織全体でのチーム、部門、オフィス間における迅速なナレッジ共有をサポートします。従業員が現場にいるか完全リモートかは関係ありません。
- 上層部からのコミュニケーションをライブ配信、録画してエンゲージメントを高めます。
Panopto で録画されたZoomミーティングを見る
現代の動画技術は、WEB会議だけのためのものではありません
多くの組織の全部門で動画の重要性が高まり続けています。「WEB会議でなく、動画管理を戦略的に計画するべき」というForrester(マーケットリサーチ企業)社のアドバイスに耳を傾けるときです。
Gartner社やForrester社の業界アナリストによる最新の推奨事項や、Siemens社、Microsoft社、New York Stock Exchange社などの先進的な企業で実施されているベストプラクティスなど、詳細は以下のリンクからホワイトペーパーをダウンロードしてご覧ください。
ホワイトペーパーをダウンロードする:動画はWEB会議を超える